Piano

松本和将
Kazumasa Matsumoto
岡山県倉敷市出身。日本音楽コンクール優勝、全賞を受賞。ブゾーニ国際ピアノコンクール第4位。エリザベート王妃国際音楽コンクール第5位。これまでにプラハフィル、プラハ響、読売日響、ベルギー国立オーケストラ、大阪フィル他多くのオーケストラ、宮本文昭、前橋汀子、漆原啓子、趙静らの音楽家と共演。米国、チェコ、中国、ドイツ、フランス、スウェーデン、ニュージーランドなどでの演奏会にも出演する。2010年上里はな子、向井航とピアノトリオを結成し、2012年には全国ツアーを行う。ソロでは、2009年より3年連続、オールショパンプログラムで全国ツアー。これまでに3枚のショパンアルバムを含む12枚のCDをリリースしている。2009年より東京芸術大学(2012年まで)、くらしき作陽大学にて後進の指導にもあたる。

鳥羽瀬宗一郎
Soichirou Tobase
国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。同年ウィーン国立音楽大学ピアノコンサート科入学。第5回イブラ国際ピアノコンクール(イタリア)をはじめ国内外のコンクールに入賞。2000年ウィーン国立音楽大学ピアノコンサート科卒業。(第1ディプロム取得)、同年帰国。これまでにワルシャワ室内オーケストラをはじめ、国内外のオーケストラと共演し、またウィーン、ドイツ、日本各地にてソロ・室内楽の演奏活動を行う。全日本ピアノ指導者協会正会員。谷口昌子、八木文彦、伊藤京子、馬島瑞枝、今井顕、堀江真理子、パウル・バドゥラ=スコダ、ミヒャエル・クリストの各氏に師事
ソロ・室内楽の演奏活動を行ないながら後進の指導にあたる。また、ピティナ・ピアノコンペティションをはじめ各コンクール審査、公開レッスンやチャリティーコンサートなども行っている。

島田彩乃
Ayano Shimada
桐朋女子高等学校音楽科を首席卒業。パリ国立高等音楽院首席入学。在学中、ジャン・フランセ国際音楽コンクール第1位をはじめ、シドニー国際ピアノコンクール等、数々の国際コンクールに入賞。同音楽院研究課程修了、パリ・エコールノルマル音楽院にて最高課程演奏家ディプロマ取得。2008年より文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてライプツィヒ音楽演劇大学にて研鑚を積む。10年横浜市招待国際ピアノ演奏会に出演。またシドニー交響楽団、ヨハネスブルク管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団等との共演、NHK-FM「名曲リサイタル」等TV・ラジオ出演など多彩に活動している。
ソロのみならず室内楽でも精力的に活動するとともに、上野学園大学講師、コンクール審査など後進の指導にも力を注ぐ。これまでに、福岡幸子、須田眞美子、ジャン=フランソワ・エッセール、アキレス・デル=ヴィーニュ、ジャン=クロード・ペヌティエ、ゲラルト・ファウトらに師事。
Violin

漆原 啓子
Keiko Urushibara
1981年東京藝術大学付属高校在学中に、第8回ヴィニャフスキ国際コンクールに於いて最年少18歳、日本人初の優勝と6つの副賞を受賞。その翌年、東京藝術大学入学と同時に本格的演奏活動を開始した。1986年、ハレー・ストリング・クァルテットとして民音コンクール室内楽部門で優勝並びに斎藤秀雄賞を受賞。ソリスト、室内楽奏者として第一線で活躍を続け、2016年デビューから35周年を迎えた。
これまで、国内外での演奏旅行のほか、TV出演、海外主要音楽祭、マスタークラスなどに多数出演。国内では特に木曽音楽祭、宮崎国際音楽祭等に毎年出演している。また、V.スピヴァコフ、E.ルカーチ、J.ビエロフラーヴェク、F.ライトナー、H.シフ等の指揮者やハンガリー国立響、スロヴァキア・フィル、ウィーン放送響等のオーケストラと共演し、賛辞を浴びた。日本国内の主要オーケストラとの共演のほか、全国各地でリサイタル、室内楽に出演。高い評価を得ている。
2011年デビュー30周年を記念しリリースした、自身初となる「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ」(日本アコースティックレコーズ)は、レコード芸術特選盤に選ばれた。また、2014年に漆原朝子と録音した姉妹デュオCD「無伴奏ヴァイオリン・デュオ」は平成26年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞し、最新は、2017年にヤコブ・ロイシュナーと「モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集」をリリースし、レコード芸術特選盤に選ばれる。2017年9月15日に浜離宮朝日ホールで行われた同CDリリース記念リサイタルは、各方面から好評を博した。
常に第一線で活躍を続け、安定した高水準の演奏は音楽ファンのみならず、指揮者、オーケストラ・メンバー等の音楽家の間でも非常に高い信頼を得ている。
現在、国立音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任教授として後進の指導にも力を注いでいる。

上里はな子
Hanako Uesato
2歳よりヴァイオリンを始め、史上2人目となる全日本学生音楽コンクール小中学生の部全国1位を成し遂げる。
1997年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第5位。2001年ヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリンコンクール第2位、現在までの日本人唯一の入賞者である。
8年間ウィーン国立音楽大学で学び、帰国後はリサイタルや室内楽と演奏等で全国を飛び回るかたわら、後進の指導にも力を入れている。また多くのアーティストのライブにツアーメンバーとして出演し、幅広いジャンルのレコーディングにも参加、テレビ番組にも数多く出演している。これまでにトリオ、デュオを含む6枚のCDをリリース。
完璧な技術に裏打ちされたその深く美しい音色は、聴衆を魅了し続け、共演者からも高い信頼を得ている。

ビルマン聡平
Sohei Birmann
兵庫県神戸市出身。東京藝術大学音楽学部を経て、スイス・ローザンヌ高等音楽院卒業。同大学院修士課程修了。ローザンヌにおいて Sinfonietta de Lausanne のアカデミー課程修了。山本彰、工藤千博、澤和樹、清水高師、ピエール・アモイアルの各氏に師事。
8歳で京都音楽コンクール金賞奨励賞。全日本学生音楽コンクール(中学の部)第3位入賞。日本演奏家コンクール優勝。YBP 国際コンクール優勝。大阪国際コンクール第3位入賞。2016年入団。新日本フィル 首席第2ヴァイオリン奏者。
Viola

坂口弦太郎
Gentaro Sakaguchi
NHK交響楽団次席代行ヴィオラ奏者。
1977年大阪府堺市生まれ。3歳よりヴァイオリンを始め17歳でヴィオラに転向し、東京藝術大学音楽学部器楽科ヴィオラ専攻、同大学院音楽研究科修士課程器楽科室内楽専攻(ヴィオラとピアノの二重奏)修了。第9回日本室内楽コンクール第3位入賞。(原田恭子:pfとの二重奏)奨励賞受賞。2000年大学院在学中にNHK交響楽団に入団。
オーケストラの他に「アペルト弦楽四重奏団」、高橋希とN響メンバーによる室内楽団「スペランツァ」のメンバーとして、日本全国でNHKカジュアル・クラシックコンサートや、また様々なプロオーケストラへの客演首席、TV、ラジオ出演、アーティストのサポート録音などジャンルの垣根をこえて演奏活動を行い、ヴィオラの伝道師としてその魅力の啓発活動も行なっている。
2005年12月マティアス・ムジクム・カルテットのメンバーとして、すぎやまこういち作曲の弦楽四重奏による「ドラゴンクエスト」をリリース。
2008年NAR(日本アコースティックレコーズ)より「クインテット・ディ・ピアノフォルテ・ラ・スペランツァ」のメンバーとして「シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 他」、Casual Classics Vol.1 「赤とんぼのふるさと」の2枚をリリース。2014年10月マイスターミュージックよりN響メンバーによるゴールドベルク変奏曲のCDをリリース。2016年には同レーベルより、ローゼンタール&齋藤真知亜編曲の「モーツァルト:レクイエム弦楽四重奏版」をリリースし、オーディオファイルのサイトにて優秀録音に選ばれ、各方面より注目を浴びている。
Cello

江口心一
Shinichi Eguchi
3歳からバイオリンを始める。8歳でチェロに転向。 1992年 フランスのパリ国立高等音楽院に首席で入学。1997年パリ国立高等音楽院で一等賞(プルミエ・プリ)を獲得。2000年より東京都交響楽団団員。現在同交響楽団副首席。
ピアノとのデュオ「The DUO」、弦楽三重奏「菖蒲」、ピアノトリオ「東京トリオ」、「トリオナチュール」、「ローズタウントリオ」、弦楽四重奏「Ambition Quartetto」を結成するなど室内楽にも力を入れ、ソロ活動に関してはソロリサイタル、コンチェルトなどこれまでに数々のコンサートで演奏している。
リリースされたCDは「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集」「ジャパニーズチルドレンズソング・ヴァイオリン&チェロ」「20世紀の無伴奏チェロ作品」「日本弦楽三重奏曲の世界」「日本弦楽三重奏曲の世界2」「和 CELLO ~無伴奏作品集~」2017年7月 Dialogue ~涙の理由~
ノイジークロークでの参加作品:
『前田建設ファンタジー営業部』『文豪とアルケミスト』『V!勇者のくせになまいきだR』など多数。

マルモ・ササキ
Marumo Sasaki
音楽家の両親と共に4歳でイタリアに渡る。
パドヴァ国立音楽院チェロ科首席卒業。ローザンヌ音楽院ヴィルトゥオーゾクラスを一等賞及び名誉賞を得て卒業。その後、ベルリン国立芸術大学大学院ソリストクラス修了。これまでに、林峰男、W.ベットヒャー、D.ゲリンガスなどに師事。
ジェノヴァ国際チェロ・コンクール、アスペッタルティ国際音楽コンクール他、多数優勝。チッタ・ディ・チェント・コンクール優勝、併せて報道特別賞を受賞。
ローザンヌ室内管弦楽団、バーデン=バーデン・フィルハーモニー管弦楽団等のソリストとして協演、“サイクロンのように激しくダイナミックな演奏・・・多彩な音色・・・” “サン=サーンスのコンチェルトを素晴らしい輝きを持って演奏した”と評される。
L.バーンスタイン創立のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭管弦楽団首席チェロ奏者、父と姉妹で結成された「パドヴァ・トリオ」、ベルリン・フィルハーモニー・ホールでの室内楽演奏、アメリカ、モロッコツアーなどで活動。
ベルリン国立歌劇場管弦楽団(当時、音楽監督 D.バレンボイム)に初のアジア人・永久正団員として在籍し、フォアシュピーラーも務めた。
ソロCD「チェロペラ~歌劇場の思い出」をリリースし好評を得る。その他、P.ラクイダーラ(伊)のアルバム 「Para voce querido Cae」、姫神制作:白山 開山1300年祭記念「組曲白山」CD作成、「富士の星暦 サウンドトラック」レコーディングに参加。
国内で「東京・春・音楽祭」「コバケンとその仲間たちオーケストラ(客演首席奏者)」、海外でもベルリン・フィルハーモニー・ホールで演奏、アメリカ、モロッコツアーを行うなど世界各地でソロ及び室内楽の演奏活動を行う。

向井航
Wataru Mukai
札幌市出身。関西フィルハーモニー管弦楽団特別契約首席チェロ奏者。オーケストラの首席奏者を務めながら、スタジオミュージシャンとしてクラシック、ポップス、ロック、ジャズのライブサポートやレコーディングなど、多方面で活躍するチェリスト。ソリストとして、これまで札幌交響楽団、関西フィルハーモニー、グルジア・シンフォニエッタ、トビリシ州立音楽院管弦楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団と共演。国内外のオーケストラからゲスト首席奏者として招聘され、ジョルジェ・エネスク音楽祭、トビリシ・バロック音楽祭など世界各国で演奏する。向井航ストリングス(向井航と仲間たち楽団)を主宰。クラスタシア、CANTHANA、まつきとわたるとはなこのトリオ、フューチャー・オーケストラ・クラシックスメンバー。