- Violin 漆原啓子
1981 年東京藝術⼤学付属⾼等学校在学中に、第8 回ヴィニャフスキー国際コンクールに於いて、最年少18歳、⽇本⼈初の優勝と6つの副賞を受賞した。翌年、東京藝術⼤学⼊学と同時に本格的演奏活動を開始。1986 年、ハレー・ストリングクァルテットとして、⺠⾳コンクール室内楽部⾨で優勝、並びに斎藤秀雄賞を受賞。デビューから30年を経て、ソリストとして活躍するほか、室内楽奏者としての活動は、円熟期を証明している。国内外の主要オーケストラとの共演のほか、海外・国内の主要⾳楽祭、マスタークラスに多数出演。
CDも今までに多数リリースされており、2015 年、妹の漆原朝⼦との「無伴奏ヴァイオリン・デュオ」、2017年、ピアノのヤコブ・ロイシュナーとの「モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのための作品全集」が、共に⽂化庁芸術祭レコード部⾨優秀賞を受賞した。
常に第⼀線で活躍を続け、安定した⾼⽔準の演奏は⾳楽ファンにのみならず、指揮者、オーケストラ・メンバー等の⾳楽家の間でも⾮常に⾼い信頼を得ている。
現在、国⽴⾳楽⼤学客員教授、桐朋学園⼤学特任教授として後進の指導にも⼒を注いでいる。
Violin 上里はな子
2歳よりヴァイオリンを始め、史上二人目となる全日本学生音楽コンクール小学生の
部・中学生の部全国第1位を成し遂げる。
1994 年第 63 回日本音楽コンクール入選。
1997 年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第5位。
2001 年ヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリンコンクール第2位、現在までの日本
人唯一の入賞者である。
桐朋女子高校音楽科に首席で入学
1995 年ウィーン国立音楽大学に首席で入学。
安田生命クオリティ・オブ・ライフ文化財団から助成を受ける。
ウィーン国立音楽大学のソリストオーディションで優秀賞を獲得し、リサイタルを行う。
また、ムジーク・フェラインでの大学オケの演奏会にも度々出演。
8年間ウィーン国立音楽大学で学び、主席で卒業後2001 年に帰国
帰国後はリサイタルや室内楽等
で全国を飛び回るかたわら、各地のマスタークラスに講師として招かれ、後進の指導にも力を入れている。
松本和将(ピアノ)、向井航(チェロ)とピアノトリオを結成し、2012年には全国ツアー、2016年には齊藤一郎指揮京都フィルとベートーヴェン
の三重協奏曲を共演。
また近年は、漆原啓子(ヴァイオリン)らとのカルテットでも活
動している。
多くのアーティストのライブにツアーメンバーとして参加し、幅広いジャンルのレコー
ディングにも参加、テレビ番組にも数多く出演。
小林武史、小林健次、徳永二男、シモン・ゴールドベルク、ザハール・ブロン、ルッジ
ェーロ・リッチ、ゲルハルト・シュルツの各氏に師事。豊橋市文化振興特別賞受賞。
これまでに、 ソロでは『Tiare』・ 『Scherzando』・ 『アニカル・ジブリ集』・ 『GIFT』
の4枚、室内楽では『チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲“偉大なる芸術家の思い出に』、
『フランク、グリーグ:ヴァイオリンソナタ』、『Chaconne〜無窮の響き』、『Estrellita
〜無窮の調べ』の4枚の CD をリリース、大きな話題となる。
完璧な技術に裏打ちされたその深く美しい音色は、聴衆を魅了し続け、共演者からも高い信頼を得ている。
ピアノ五重奏団 Mercedes ensemble のメンバー
Violin ビルマン聡平
3歳よりヴァイオリンを始める。東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業。同大学を経て、ローザンヌ高等音楽院卒業。同大学院修士課程修了。
8歳で京都音楽コンクール金賞奨励賞。日本演奏家コンクール優勝。YBP国際コンクール優勝。大阪国際コンクール第3位入賞。
これまでに山本彰、工藤千博、澤和樹、清水高師、ピエール・アモイアル各氏に師事。
現在、新日本フィルハーモニー交響楽団2ndヴァイオリン首席奏者。
ピアノ五重奏団 Mercedes ensemble のメンバー
Viola 坂口弦太郎
NHK交響楽団次席代行ヴィオラ奏者。
大阪府堺市に生まれ3歳よりヴァイオリンを始め17 歳でヴィオラに転向。東京藝術大学音楽学部器楽科ヴィオラ専攻、同大学院音楽研究科修士課程器楽科室内楽専攻(ヴィオラとピアノの二重奏)修了。
第9回日本室内楽コンクール第3位入賞。(原田恭子:pfとの二重奏)奨励賞受賞。2000年大学院在学中にNHK交響楽団に入団。
ピアノ五重奏団 Mercedes ensemble のメンバー
Cello 江口心一
3歳からヴァイオリンを始める。
8歳でチェロに転向。
11歳、12歳の時スズキメソードのテンチルドレンの一員としてニューヨークのカーネギーホール、シドニーのオペラハウスなどを含むアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ各地のホールで演奏をする。
1991年桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を卒業後ベルギーのブリュッセルに留学。
1992年 フランスのパリ国立高等音楽院に首席で入学。
1997年 パリ国立高等音楽院で一等賞(プルミエプリ)を獲得。
2000年1月より東京都交響楽団団員。
現在同交響楽団 副首席。
ピアノとのデュオ「The DUO」、弦楽三重奏「菖蒲」、ピアノトリオ「東京トリオ」、「トリオナチュール」、「ローズタウントリオ」、弦楽四重奏「Ambition Quartetto」を結成するなど室内楽にも力を入れ、ソロ活動に関してはソロリサイタル、コンチェルトなどこれまでに数々のコンサートで演奏している。
リリースされたCD
「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集」
「ジャパニーズチルドレンズソング・ヴァイオリン&チェロ」
「20世紀の無伴奏チェロ作品」
「和」CELLO ~無伴奏作品集~
「日本弦楽三重奏曲の世界」
「日本弦楽三重奏曲の世界2」
2017年7月 Dialogue ~涙の理由~
2019年12月 メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲 第1番&第2番 東京トリオ
ピアノ五重奏団 Mercedes ensemble のメンバー
Cello マルモ・ササキ
パドヴァ国立音楽院、ローザンヌ音楽院、ベルリン国立芸大卒。W.ベットヒャー、D.ゲリンガスに師事。ジェノヴァ国際コンクール他、多数優勝。ローザンヌ室内管、 バーデン=バーデン・フィル等と、ソリストとして協演し高い評価を得る。
ベルリン国立歌劇場管弦楽団に初のアジア人・永久正団員として在籍、フォアシュピーラーも務める。CD「チェロペラ~歌劇場の思い出」をリリース、白山 開山1300年祭記念CD作成に参加。コバケンとその仲間たちオーケストラ(客演首席奏者)他、ソロ及び室内楽奏者として世界各地で演奏活動を行っている。
www.marumosasaki.de
Cello 向井航
札幌市出身。関西フィルハーモニー管弦楽団特別契約首席チェロ奏者。オーケストラの首席奏者を務めながら、スタジオミュージシャンとしてクラシック、ポップス、ロック、ジャズのライブサポートやレコーディングなど、多方面で活躍するチェリスト。ソリストとして、これまで札幌交響楽団、関西フィルハーモニー、グルジア・シンフォニエッタ、トビリシ州立音楽院管弦楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団と共演。国内外のオーケストラからゲスト首席奏者として招聘され、ジョルジェ・エネスク音楽祭、トビリシ・バロック音楽祭など世界各国で演奏する。向井航ストリングス(向井航と仲間たち楽団)を主宰。クラスタシア、CANTHANA、まつきとわたるとはなこのトリオ、フューチャー・オーケストラ・クラシックスメンバー。
Piano 鳥羽瀬宗一郎
熊本県天草市出身。
国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻、ウィーン国立音楽大学ピアノコンサート科卒業。
国内外のコンクールに入賞、入選し、国内各地、ウィーン、ドイツにてソロ、室内楽の演奏会を行う。またワルシャワ室内オーケストラをはじめ、国内外のオーケストラと共演。
2002年、帰国記念デビューリサイタルを開催し好評を博すも、演奏中に指が巻き込んでしまう原因不明の故障『ジストニア』に襲われ、演奏活動を一時休止する。2009年に左手の手術を行うも完治はせず。故障を抱えたままではあるが、2010年より演奏活動を再開する。
現在は埼玉県狭山市に拠点をおき、演奏活動、コンクール審査、トークコンサートやスクールコンサートを行うなどその音楽活動は幅広い。また門下生からは多数のコンクール入賞者を輩出するなど、後進の指導には定評がある。
洗足学園音楽大学・大学院ピアノコース教授。
大学院ピアノコース主担当教員。
全日本ピアノ指導者協会正会員、および指導者育成委員会委員。国際ピアノデュオ協会会員。
これまでに谷口昌子、八木文彦、伊藤京子、馬島瑞枝、今井顕、堀江真理子、パウル・バドゥラ=スコダ、ミヒャエル・クリストの各氏に国内各地、ウィーン、ドイツにてソロ、室内楽の演奏会を行う。
鳥羽瀬宗一郎Official Site http://tobase-soichiro.com/
Piano 島田彩乃
公式ホームページ→ https://www.ayanoshimada.com
Piano 松本和将
幼い頃よりピアノに目覚め、高校在学中に「ホロヴィッツ国際ピアノコンクール」第3位など、国内外のコンクールで上位入賞。1998年19歳で「第67回日本音楽コンクール」優勝。併せて増沢賞はじめ、全賞を受賞。2001年ブゾーニ国際ピアノコンクール第4位、2003年エリーザベト王妃国際音楽コンクール第5位入賞。
これまでにプラハ交響楽団、プラハフィル、ベルギー国立オーケストラ、読売日響、日本フィル、新日本フィル、東京交響楽団、東京フィルなど、多くのオーケストラと共演。2009年から3年連続のオールショパンプログラム全国ツアーを行い、2016年より「松本和将の世界音楽遺産」と名付けたリサイタルシリーズを開始。
室内楽にも積極的に取り組み、イザベル・ファウスト、前橋汀子、宮本文昭、漆原啓子、藤木大地、三浦一馬など多くの名演奏家と共演。2010年より上里はな子、向井航とピアノトリオを結成し、2012年には東京、京都、広島を始めとする6都市で全国ツアーを行い、2016年には京都フィルとベートーヴェンの三重協奏曲を共演。
これまでに2枚のレコード芸術特選盤(「展覧会の絵」「後期ロマン派名曲集」)を含む21枚のCDをリリース。
名古屋音大ピアノ演奏家コース客員准教授として、後進の指導にもあたっている。
公式HP:http://www.kaz-matsumoto.com
Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCrhBnjDRO35kYp64utCNxmg